プロフィールページのURLと投稿のハッシュタグだけしかクリック出来ないInstagramでも、グッと運用効果がアップするテクニックをご紹介します!

こんにちは、SMMLabの藤田です。

全世界での月間アクティブユーザーが3億人を突破し、日本でも若い女性を中心に人気が高まっているInstagram。公式アカウントを開設する企業・ブランドも続々と増えていますが、FacebookやTwitterと少し勝手が違うので運用に戸惑っている方も多いのでは?そこで今回は人気のインスタグラマーや企業アカウントから、すぐに真似したいテクニックを7つご紹介します!

【1】見たくなるプロフィールページを作る

アカウントをフォローしてもらったり、サイトリンクをクリックしてもらうにはプロフィールページを見てもらわなければいけません。そこで、最近インスタグラマーの間で流行っているのが、1枚の写真をグリッドに分割し、スマホのプロフィールページで全部が繋がった1枚の画像が見せる方法。

モデルのあわつまいさん(画像左)や、るうこさん(画像右)のように、投稿する順番や画像の分割を工夫することで、スクラップブッキングのような“見たくなる”プロフィールページにすることが出来ます。

そして、わざと1つの投稿だけでは分からないような画像に、「プロフィールページにアクセスしてみて」とキャプションをつければ、プロフィールページへ自然に誘導することが出来るというわけです。

リンクURLをクリックしてもらえる貴重なスペースですし、ブランドや製品の世界観をトータルイメージで伝えることが出来るのはプロフィールページならではですので、見てもらいやすくする工夫は重要です。

グリッド分割して画像を投稿するには以下の様なアプリを使います。

iOS

Instagrids

Android

Insta grid

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.baiwang.instagrid&hl=ja

MAZDA Canadaのアカウントはこの手法を上手く使ったプロモーションで、フォロワー数を3倍にしたそうです。

参考:フォロワーが3倍に急伸! マツダの秀逸なインスタグラム活用法
http://adgang.jp/2014/04/58543.html

【2】Instagramに投稿したくなるイベントを開催したり、撮影スポットを作る

ショップに訪れた人がInstagramに投稿したくなるような画像が撮影できるシューティングスポットを作ってみたり、イベントを開催してみてはどうでしょう。

Instagramのようなフレームを小道具にしたり、アカウント名やハッシュタグが移りこむようなパネルを用意するのはいいアイディアだと思います。

また、Instagramユーザー有志が特定の日時・場所に集まって写真を撮る「インスタミート」というイベントがよく開催されていますが、Toyota USAは RAV4のプロモーションとして#LetsGoPlacesIM(InstaMeet)を開催。たった一日でユーザーによる177枚もの画像と20万以上の「いいね」を獲得したそうです。単に新車発表会にユーザーを招待するのではなく、あくまでもインスタミートという場をユーザーに提供する姿勢に徹したところが成功の秘訣だと言えます。

画像出典&参考:Toyota RAV4 InstaMeet
http://rosewoodcreative.com/portfolio_page/toyota-rav4-instameet/

【3】投稿に関連アカウントのユーザー名を記載する

Instagramはアカウントを見つけてもらうのが難しいので、他のSNSや自社メディアでの告知が必須ですが、支店やブランドなど複数のアカウントを使用している場合は、互いの画像にタグ付けしたり、キャプションに@アカウント名を記載することで、それぞれの投稿からアカウントを見つけてもらうことができます。

Nordstromのアカウントは投稿のキャプションに@nordstrommenや@nordstrom_dadelandといったアカウント名を入れています。

また、画像自体にもタグ付けすることが出来ます。

【4】位置情報欄を活用する

投稿のアカウント名の下に表示される位置情報欄は実際のスポットを紐つけるだけでなく、ちょっとしたメッセージを表示するのにも使われています。

「プロフィールを見て!」や「いいね!して」といった呼びかけや、商品のアイテムナンバー、来店者プレゼントの告知などにも利用していて興味深いです。

ただし、見た目のテキストは編集出来るのですが、クリックした際にはGPSで認識された位置がマップで表示されてしまいます。自宅や外出先などから投稿する場合は注意が必要です。

【5】いいねやコメントの数で特典を付ける

キャプションにCTA(Call to Action)を入れるのは基本ですが、「いいね!」やコメントを呼びかけて、集まった数で特典を付けるというのもユーザーのアクションを増やすきっかけとしていいアイディアです。

Nordstromが10,000いいねごとに10%セール価格を下げるという投稿をしたところ、 2万8千いいね!以上も集まり、30%のプライスダウンとなりました。「値下げになるといいな」や「友達にも紹介しました」というコメントも多数寄せられ、拡散に拍車がかかったようです。

【6】質問画像を使ってコメントを求める

海外のブランドでは画像に文字を載せてメッセージ性を高めている投稿が少なくありませんが、その際にMTVのように穴埋め式の問いかけにするとユーザーがコメントを書き込みやすくなり、会話のきっかけになりますね。

【7】ハッシュタグを活用してコミュニティーに参加する

Hubspot社のソーシャルメディア・サイエンティストであるDan Zarrella氏は、ハッシュタグが多ければ多いほど、フォロワーのいいね!率とコメント率が高いというデータを発表しています。

Instagramでは一枚の画像に最大30個のハッシュタグをつけることが出来るので、自社で独自に設定したハッシュタグだけではなく、Instagram上で人気のあるタグや、画像のテーマに関連するキーワード、画像の加工にフィルターを使っていればそのフィルター名なども記載しておくといいでしょう。ハッシュタグはローマ字でも日本語でも使えますので、ひらがな・漢字・カタカナ・ローマ字といろいろなパターンにしておいたほうが検索にヒットしやすくなります。ブランド名や製品名などが意外と使われていない印象なので、ぜひ忘れずに入れておきましょう。

日頃から自社アカウントをフォローしてくれているユーザーが、使っていたり、いいね!をしている画像に使われているハッシュタグを研究しておくことをおすすめします。

ハッシュタグ活用の考え方は以下の記事をご参考ください。
Facebookでも絶対使ったほうがいい!ハッシュタグ活用のポイントと事例
http://smmlab.jp/?p=31943

先ほどのInstameetもそうですが、ハッシュタグを通じて同好の士が集まり、コミュニティーが醸成しやすいのもInstagramの特徴です。ユーザーの興味・関心に上手くマッチしたハッシュタグを見つけることが出来れば、企業アカウントもユーザーコミュニティーに受け入れられやすくなるでしょう。

トイザらスのInstagram公式アカウントでは、日本で人気のハッシュタグ「#親バカ部」を活用することによって、お子さんのいるユーザーのコミュニティーに自然な形で参加しています。集まっているユーザーと同じ目線で子供を見守る姿勢が感じられる投稿に好感があつまっており、他のSNSとは違う関係を構築出来ているように見えます。

いかがでしたでしょうか? どれも奇抜なアイディアではありませんが、意外と日本企業のアカウントでは使われていないテクニックもあると思います。Instagramのアカウントをお持ちの方はぜひ試してみてください。

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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