DHLサプライチェーンは1月28日、DHLが倉庫内においてスマートグラスとAR(拡張現実)のパイロットプロジェクトに成功したと発表した。
同技術は、スマートグラスに表示される画像をもとに従業員にピッキング作業指示が出されるというもので、作業の迅速化およびミスの削減を目的とする。
今回、DHLはリコーおよびUbimaxと提携し、オランダの倉庫内で同技術の実証試験を実施。計10名の作業員が3週間にわたりGoogle Glassなどのヘッドマウントディスプレイを装着した結果、ピッキング作業効率が25%向上したという。
DHLは「この技術は従業員を大いに支援し、お客様に素晴らしい価値をもたらします。しかし、これは当社の革新への道程の最初の一歩に過ぎません。なぜなら、私たちはARがさらにサプライチェーンに関わる業務領域で活用されるようになると確信しているからです」とコメント。現在、同ソリューションの展開に向けてリコーと共同評価を行っているという。