スレッド、ラベルによる分類など便利の機能が満載なのがGmailのうれしいところだが、アドレスを少し工夫するだけで1つの受信ボックスで容易に整理ができてしまう。Online Tech Tipsの記事「3 Gmail Tricks to Reduce Spam and Organize Email)」は、3つの方法を紹介している。Gmail通の間ではよく知られているものばかりだが、Gmailの基本機能しか使っていない人は要チェックだ。
ドット(.)の活用
Gmailはメールを処理する際にアカウント名に含まれている「.」(ドット)を認識しない。この仕組みを活用して、自分のアカウントに「.」を入れるというテクニックがある。
例えば、「mynavi@gmail.com」なら「my.navi@gmail.com」のように「.」を入れたアドレスを、特定のサービスで利用すれば、そこから受け取るメールを振り分けることが可能だ。記事では、フォーラムなどのオンラインサービスに登録する際、もともと持っているアドレスに「.」を入れたアドレスを利用してはどうかとアドバイスしている。
プラス(+)の活用
「.」と同様の用途で利用できのが「+」(プラス記号)だ。メールアドレスの後ろに「+」を付けて、その後に分類できるキーワードを入れると管理がしやすくなる。「.」と同様にGmail側で得に設定しなくても、受信ボックスにメールが届く。
記事では、この機能の利用例として、「+financial」と付けてオンラインバンキング、クレジットカードなど金融系のサービスに登録するメールアドレスとして利用することを提案している。メールアドレスにフィルタリングを設定することもできるが、この場合、送信元のアドレスが変更されるとフィルタリングが適用されなくなる。そのため、「受け取る側のアドレスをカスタマイズしたほうが効率的」だという。
そのほか、航空券やホテルなどの旅行サービス用のアドレスは「+travel」、オンラインショッピング用のアドレスは「+shopping」といった使い方も考えられるので、ルールを決めて活用されてはいかがだろう? ビジネス用なら、「+社名」として、取引先ごとにアドレスを変えて整理しておくのもよいかもしれない。
Googlemail.comの活用
先の2つの方法がメールアドレスの@までを変えるのに対し、3番目の方法は@以下を変える方法だ。Gmailは「@gmail.com」ではなく「@googlemail.com」としても、@gmail.comとして受信できる。独自のルールを決めて、特定の場合に@googlenail.comで登録すると管理が簡単になりそうだ。