日本銀行は27日、2014年の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年比2.7%上昇の101.7となり、2008年以来6年ぶりに上昇した。

企業向けサービス価格指数(出典:日本銀行Webサイト)

消費税の影響を除いたベースでは前年比0.7%上昇の99.7と、比較可能な2011年以降で最大の伸びを記録。為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は同2.7%上昇の101.6となった。

併せて発表した2014年12月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)は前年同月比3.6%上昇の102.9と、18カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から横ばい。前月比も横ばいとなった。

消費税の影響を除いたベースでは前年同月比0.9%上昇の100.2と、18カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から横ばい。前月比も横ばいとなった。

総平均(国際運輸を除く)は前年同月比3.5%上昇の102.7と、15カ月連続の上昇。上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。また、前月比は0.1%低下した。