ウェブペイは1月22日、クレジットカード決済サービス「WebPay」において、Androidアプリでのトークン決済の組み込みを簡単にする、トークン決済用Android向けSDKの提供を開始したと発表した。

Android向けSDKで提供される決済フォームのイメージ

これまで、Androidアプリケーション内でGoogle Playの決済システム以外で国内のクレジットカード決済を導入する際には、基本的にアプリケーション側でクレジットカード情報を直接取り扱う必要があり、クレジットカード情報が漏洩する恐れがあった。

今回、「WebPay」が提供するAndroid向けSDKでは、国内で初めて、Apple Payでも採用されているカード情報のトークン化という技術をAndroidアプリケーションにおいて簡単に利用できるようになり、クレジットカード情報を直接扱わないセキュアなクレジットカード決済を簡単に導入できるようになる。

また、Androidアプリケーションにクレジットカード決済を導入する際には、Androidのバージョンごとに調整した決済フォーム画面を作成する必要があったが、「WebPay」のAndroid向けSDKの利用により、Android 2.2以上の各バージョンに最適化した決済フォームの表示、カードに関する入力情報のチェックが簡単に行えるようになる。

同SDKは、他サービスのSDKと連携させて利用することもでき、例えば、card.ioのモバイルアプリ向けSDKと組み合わせることで、カード番号をAndroid端末のカメラでスキャンし、「WebPay」のAndroid向けSDKの決済フォームに自動入力することもできる。

組み合わせ例:card.ioでカードをスキャンし、カード番号を自動入力