Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

CanonicalのMark Shuttleworth氏は1月20日(英国時間)、「Mark Shuttleworth ≫ Blog Archive ≫ Smart things powered by snappy Ubuntu Core on ARM and x86」において、同社が取り組んでいる事業のうち、特に組み込みデバイスといったさまざまなデバイス向けにUbuntuを対応させる取り組みについて説明した。いわゆるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)時代においてあるべきオペレーティングシステムとしてのUbuntuの姿をアピールしている。

Canonicalはもともとデスクトップ(ワークステーション)向けのオペレーティングシステムとしてUbuntuの開発を手がけてきたが、長期サポートが便利としてエッジサーバで人気を得るようになる。以後、サーバ版や、最近ではデータセンターやクラウドプラットフォームの基盤として利用できるエディションなども提供している。

さらにこの数年、CanonicalはUbuntuをモバイルデバイスからデスクトップまで、すべてのプラットフォームに提供するとしてUIの変更を続けてきた。スマートフォンやタブレットデバイスで扱いやすいデザインをデスクトップデザインとして統合するなどして、その境界を曖昧にしてすべてのデバイスで動作するデザインを追求している。Mark Shuttleworth氏の発表はこうした活動を明確にするもので、今後さらに多角的にさまざまなデバイスに対してUbuntuを対応させていくことを強調したと言える。