Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業のNetcraftはこのほど、「January 2015 Web Server Survey|Netcraft」において、2015年1月におけるWebサーバ調査結果を公開した。2015年1月は1年前と比較して最もWebサイトの数が少ない月となっており、これまで続いてきたホスト数ベースでのインターネット拡大から減少方向へ状況が変わってきている可能性がある。

このところシェアの下落傾向が続いているMicrosoft IISは2015年1月もシェアを減らした。2014年7月にはいったんApacheを抜いてシェアトップとなったが、以後、減少傾向に歯止めがかからず、現在ではApacheとの間に12%の差がついている。

Netcraftは、減少したホストの多くはMicrosoft IIS 6.0が稼働していたとしており、サポートの終了が迫っていることが減少傾向に関係しているのではないかと指摘している。Microsoft IIS 6.0はWindows Server 2003とともに出荷されたソフトウェアだが、延長サポートの終了日が2015年7月14日とほぼ半年後まで迫っている。こうした状況を受けて、サポートが終了する前にサービスの終了やほかのソフトウェアへの切替が進んでいるものと見られる。