Facebookは1月8日、2014年におけるFacebookへの動画投稿が2013年より75%増加したと明かした。米国からの投稿は、94%増と2倍近くになった。

ニュースフィード上に流れてくる動画数が3.6倍となった。個人や企業がより多くの動画を投稿し、シェアによって拡散されたことが大きな理由としている。2014年6月以降は、全利用者の動画視聴回数が平均10億回を超えている。

Facebook上での動画投稿・閲覧の増加は、主にモバイル端末によって牽引されている。Facebookの動画視聴の65%は、モバイル端末からとなっている。

主な理由はモバイル端末の利用環境が急速に整ってきたため。画面の高解像度化、高速なデータ通信環境など、自宅・外出先を問わず快適に動画を視聴できる。

モバイル端末による動画視聴は、今後も増えることが予想されている。シスコシステムの試算によると、モバイル動画は2013年から2018年にかけて14倍に増え、2018年末までにはモバイルデータトラフィックの69%を占めるようになるという。

動画広告の成功事例も増えている。マクドナルドがワールドカップに合わせてヨーロッパで実施した「FryFutbolキャンペーン」では、リアルタイム動画を採用。インプレッション数は4億を超え、158カ国の1億2500万人以上(うち80%はモバイル経由)によって視聴されたという。

なお、Facebook上の写真や画像は、平均で3億5千万点/日が投稿されている。1日にシェアされているスタンプの平均数も、2013年から2014年にかけて75%増加した。