2015年1月8日スタートのTBS系ドラマ『美しき罠~残花繚乱~』(毎週木曜21:00~21:54、初回は拡大版)の制作発表が6日、都内で行われ、主演の田中麗奈、若村麻由美、青柳翔(劇団EXILE)、村上弘明、そして、栗原美和子プロデューサーが出席した。
同ドラマは、岡部えつの小説『残花繚乱』をベースに、『ラブジェネレーション』『大奥』などで知られる浅野妙子が脚本を手掛ける連続ドラマで、不倫をきっかけとする複雑な男女の愛憎劇を描く。約7年ぶりの民放連続ドラマ出演となる田中麗奈が、3年間の不倫にピリオドを打ち、いわくつきの結婚に向かおうとしているヒロイン、34歳OL・西田りかを演じる。
大人の色気が加わった新たなイメージを披露する田中は、演じるりかについて「平凡な幸せを望んでいるごく普通の真面目な女性」と説明し、「りかの感情を受け止めながら、苦しみながらもがいている状態がリアルに伝われば」とコメント。若村が演じる、不倫相手・柏木荘太の妻・美津子に仕掛けられる罠に「完全にハマっている」といい、「りかは毎日泣きながら苦悩している最中」と明かした。
若村演じる美津子については、栗原プロデューサーも「怪演」と絶賛。若村本人も「その期待に添えるように頑張ろうと思います」と意気込み、「主婦としての理想像を達成するため、何としてもりかを別れさせたいという部分と、満たされない気持ちを年下の男の人に埋めてもらっているという都合のいい部分を利用している」と自身の役を説明。「最低な女」と言い放った。
また、今まで演じた役と「だいぶ違う」と話す、りかの不倫相手・柏木荘太役の村上弘明は、「女性目線で悪い男、すてきな男を造形させられているような感じ。あんまり笑うな、しゃべるなと注意されています」と話し、「浮気する時は絶対バレないようにしなきゃいけない」ということも熱弁。そして、りかの見合い相手だが、実は美津子に思いを寄せている青年実業家・落合圭一役の青柳翔は「このドラマに人生をかけたい」と強い決意を見せた。
なお、制作発表は、柏木家のリビングのセットで開催。若村は「美津子はこの城を守るために、主婦としてのプライドと意地をかけて、闘いに臨んでいくわけです」と説明した。