ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは12月19日、ホテル・レストランなどのサービス業に向けたセキュリティ・ソリューションを発表した。

調査によると、世界中のサービス産業の51%の企業が疑いのあるアプリケーション、マルウェア、悪意のあるアクティビティに対するゲストネットワークの監視を行っていないことが判明した。

また、62%が帯域幅を圧迫するアプリケーションを制限するためにゲストユーザのアクティビティを監視しておらず、48%がパフォーマンス監視するためのポリシーマッピング機能、またはデータ可視化ツールを使用していないとの結果が出ている。

同ソリューションは、次世代ファイアウォール(NGFW)および統合脅威管理(UTM)アプライアンスにゲストネットワークアクセス機能を追加したもの。ゲスト向けにWi-Fiネットワークを提供する事業者は、安全性の高いネットワークアクセスを提供できる。

具体的には、ゲストが決まった時間だけネットワークに接続できるように、時間制で自動的にパスワードが失効するようにできる。ネットワークの接続にはワンタイムパスワードを利用する。

また、ゲストがどのくらいネットワークにアクセスしているかを監視・制限する機能を搭載した。これにより、同じ時間端に帯域幅を多く利用し、ネットワークのパフォーマンスを低下させているユーザーやアプリを把握し、目に余るものがあれば提供元が制限できる。

さらに、法的責任リスクにも対応。ゲストが接続するネットワークを介してウイルスなどのプログラムを配布した場合、専用の利用規約により法的責任を最小限に抑えることができる。