MMD研究所は12月16日、20歳以上の男女2211人を対象に「クラウドソーシングの利用に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
調査によると、クラウドソーシングサービスを認知している人は29.9%だった。そのうち、同サービスで仕事を受注したことがあると回答した人は42.2%にのぼった。
続いて、クラウドソーシングサービスで仕事を受注したことがある人に、クラウドソーシングサービスの利用目的を聞いたところ、「副収入を得るため(34.4%)」が最も多く、「自分の所属する企業の受注案件を増やすため(17.2%)」「フリーランスとして受注案件を増やすため(16.8%)」が続いた。
次に最も受注している仕事内容について聞いたところ、「ライティング(29.7%)」が最多となり、続いて「データ入力作業(16.5%)」「コピー作成(8.2%)」「イラスト作成(8.2%)」となった。
クラウドソーシングサービスの今後の普及について「普及する~普及しない」を5段階で聞いたところ、「普及する(15.6%)」と「まあまあ普及する(31.8%)」を合わせて47.4%が「今後クラウドソーシングサービスが普及する」と回答した。
普及しないとの回答は全体の6.2%。また、現在クラウドソーシングサービスと利用している人に継続利用意向の有無について聞いたところ、80.3%が継続利用意向を示した。
MMDでは、クラウドソーシングサービスの内、多種多様な業務を取り扱っている総合型の専業クラウドソーシングサービスを4サービスピックアップし、比較表を作成した。
会員数は、2008年12月からサービス提供しているランサーズが最も多く42万人、次いでクラウドワークスの26万人、クラウディアの25万人と続いた。
報酬支払についてはクラウドワークスが最も安く1000円以上で支払対象となる。ランサーズとクラウディアについては3000円以上が支払対象となっている。