オリエンタルランドは12月15日、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで使用するトマト、ミニトマト、パプリカについて、2017年度からの自社生産を目指し、山梨県北杜市の約3ヘクタールの土地に野菜農園を設立することを発表した。

同農園では、室温、湿度、二酸化炭素濃度などの環境を制御するシステムを用いた太陽光利用型の植物工場を設置することで、年間約250トンの野菜類の生産を、季節や天候にかかわらず安定的に行うことが可能。

山梨県北杜市は、国内でも非常に長い日照時間と昼夜の寒暖差を有しており、高品質な野菜類を生産できる地域であることに加え、舞浜から近郊であることから、完熟状態のものを高い鮮度で東京ディズニーリゾートへ供給することができるというメリットを有しているという。

同社は千葉県袖ヶ浦市で野菜類の自社生産を開始しており、山梨県北杜市の農園と合わせたトマト、ミニトマト、パプリカの総生産量は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの飲食施設における年間使用量を満たし、パークの飲食施設で使用するこれらの野菜類はすべて自社生産のものとなる予定。

オリエンタルランドの千葉県袖ケ浦市の農園の写真