Windows Internet Explorer 11

Microsoftは「Announcing the redesigned F12 developer tools interface - IEBlog - Site Home - MSDN Blogs」において、Internet Explorerを利用する開発者向けの機能、いわゆるF12を押した時に表示される開発画面のデザインの変更について解説した。従来のデザインから、実用性を重視してよりトラディショナルなデザイン(上部に水平方向に展開するメニューを配置)に変更されており、開発者向けの実用性を重視していることがわかる。

上部のメニューはアイコンではなく文字列のみとなり、幅が狭い場合は表示されていないメニューを表示するためのドロップボタンが表示される仕組みになっている。よりGoogle Chromeの開発画面に近いデザインへ変更されたと言える。

HTML5/CSS3の策定およびブラウザにおける実装の向上、JavaScriptの実行処理速度の改善などによって、さまざまなシステムやサービスのインタフェースにこれら技術が活用されるようになってきている。こうした場合、JavaScriptのデバッグやデザインの調整などを実施するためにブラウザの提供する開発者向けの機能が欠かせない。開発者向け機能の良し悪しは開発者がどのブラウザを開発に利用するかを大きく左右するため、今回のデザイン変更によりIEの利用率が増える可能性がある。