クリックテック・ジャパンは12月10日、訪日外国人観光客の動向を探ることができる「Visualize Japan Tourism」を公開した。これは、オープンデータ活用のデモンストレーションとして、同社の新製品となるQlik Senseを活用し国土交通省観光庁などの機関や組織が公開する統計データを分析したもの。

Qlik Senseアプリ「Visualize Japan Tourism」画面イメージ

同社が行った分析によると、タイや台湾、マレーシアからの観光客は円安の影響を受けているが、インドからの観光客は円安の影響を受けていないことや、多くの台湾人が日本を訪れ、彼らは東京・北海道・大阪・沖縄を訪れていること、沖縄への外国人旅行者が急増していることなどが明らかとなったという。

Qlik Senseアプリで見る「観光客と通貨の関係」

なお、分析に使用したソースデータは、国土交通省・観光庁による「宿泊旅行統計調査(平成22年~25年)」と、環境庁による「温泉利用状況・都道府県別(平成24年度)」、日本動画協会による「日本のアニメ海外展開調査(2013年版)」となる。