トモノカイは、11月17日~12月1日にかけて、現役大学生・大学院生295人を対象に「2014年の『今年の漢字』」についてアンケート調査を実施した。
回答者の半数が「嘘」「偽」と回答
現役大学生・大学院生を対象に、2014年の世相を表す「今年の漢字」一文字は何だと思うか尋ねたところ、1位は「嘘」、2位は「偽」、3位は「税」という結果になった。回答者の3分の1にあたる100名が「嘘」と回答し、「偽」と合わせると、回答者の約半数を占めている。
「嘘」を選んだ理由としては、STAP細胞や野々村議員の政務費不正問題、朝日新聞の報道などが挙げられた。2位の「偽」についても、STAP細胞、佐村河内氏のゴーストライター問題を理由とする人が多い。
3位の「税」は、4月の5%から8%への消費税の増税や、増税の見送りに伴う総選挙など政治や経済の面で1年間にわたって「税」の話題が取り上げられていたことが反映されているようだ。
4位は「災」、5位は「増」「謝」で、上位にはネガティブなイメージの漢字がほとんどを占めている。2014年は株価の回復やノーベル賞の受賞なども話題になったが、社会における「嘘」や「偽」の横行への印象が強く、大学生は2014年に対し、ネガティブな暗いイメージを持っていることがわかる。