キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、MVNOを利用したビジネス市場向けのLTEデータ通信SIMの提供を12月9日より開始すると発表した。これは、今後、SIMロック解除が義務化され、法人向けの格安SIMの需要が増大していくことを見込んだもの。

同社は今回、インターネットイニシアティブ(IIJ)と協業し、NTTドコモのLTE回線を利用した通信サービスを提供する。IIJはMVNOに対する支援サービスを提供する。

SIM市場の参入形態

料金プランは、上り50Mbps、下り150Mbpsで月1GBのデータ量に対応した「定額プランL 1G」が3,800円/月。上り50Mbps、下り150Mbpsで月7GBのデータ量に対応した「定額プランL 7G」が5,500円/月。上り256kbps、下り256kbpsでデータ量制限なしの「定額プランライト」が900円/月。「定額プランライト」の年契約プランが10,000円/年(価格はいずれも税別)がある。

料金プラン

オプションプラン

販売形態は、Wi-Fiルータへの組み込み、スマホ/タブレット(SIMロック解除(フリー)モデル)への組み込み、スマホのUC/IP電話交換機向けの端末として展開の3つ。

販売形態

今後は、モバイル環境でのセキュリティを強化するため、デバイス管理サービス(MDM)や、データ保存・共有サービス、Microsoft Office365などのクラウドサービスのメニューを追加していく予定で、キヤノンMJでは、2017年には約2万回線、3.4億円の売り上げを目指す。