楽天証券は26日、Macに対応した新たな株式トレーディングツール『MARKETSPEED for Mac』の提供を開始すると発表した。2014年12月中に、まず投資情報やチャート分析などを実装した「MARKETSPEED for Mac Version 1」の提供を開始し、2015年2月を目処に、さらに発注機能を追加した「MARKETSPEED for Mac Version 2」をリリースする。投資情報の提供から発注までを兼ね備えた総合的な株式トレーディングのソフトウェアとして、Mac対応は国内で初めてになる。なお、同ツールは、無料で利用できる。

26日東京都渋谷区で開催された「MARKETSPEED for Mac」の発表会では、楽天証券代表取締役社長の楠雄治氏があいさつ。「MARKETSPEEDは2000年の5月に発表され、ソフトを立ち上げているだけで自動的に株価がアップデートされるという当時の個人投資家にとって大変画期的だった。大変好評でその後もバージョンアップを繰り返してきた。これまではWindowsのみに対応してきたが、最近は非常にMacintoshの普及率も上がり、しかもiPhoneやiPadとの連携もOSレベルで提供されるようになるということで、我々も満を持して、Mac版のMARKETSPEEDを開発しようと決断した。私はここに、『MARKETSPEED for Mac』のサービスを来月からスタートすることを宣言します」と述べた。

『MARKETSPEED for Mac』のサービスを来月からスタートすることを宣言した楠雄治氏

楽天証券では、顧客のニーズに即した新たな商品の提供、サービスの改善に努めていて、以前から多くの顧客からマーケットスピードのMac対応の要望があった。開発にあたっては、実際にMacを使っている個人投資家にヒアリングを行い、何度もデザイン・機能の改良を重ねてきたという。

最大100銘柄の株価を一望できる「マイボード」機能も搭載、利用シーンや様々な画面サイズに対して最適なタイプを選択することができる。また、「マイボード」に登録した銘柄は、楽天証券のサーバー上で連携しているため、スマートフォンアプリ「iSPEED」と非常に高い親和性を実現している。

楽天証券は日本で初めて個人向けに、独自のトレーディングツール「マーケットスピード」を提供し、リアルタイム株価や板情報配信など、顧客の取引環境のイノベーション・改善に努めてきた。今後も証券業界にイノベーションを起こし、顧客のニーズに即したサービスや商品を提供していくとしている。

MARKETSPEED for Mac概要

主な特徴

  • 革新的なユーザビリティを実現

「すべてのMacユーザーに最高の投資体験を」を実現するため、従来のマーケットスピードのインターフェイスを刷新し、一覧性の追求・クリック数の低減・直感的な操作パネルを構築

  • 「マイボード」で最大100銘柄まで一望

最大100銘柄までを一つの画面に表示できる「マイボード」では、4つのタイプを提供し、全てのMac端末で最適な表示が可能に

  • スマホアプリ「iSPEED」ともシームレスに連携

スマートフォン、タブレッド、PCウェブ、Macのどのデバイスからでもお気に入り銘柄を共有可能

取扱商品

国内株式

提供開始日

  • MARKETSPEED for Mac Version 1: 2014年12月予定

  • MARKETSPEED for Mac Version 2: 2015年2月予定

利用料金

無料