リクルーティング スタジオは11月21日、月間400万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」とWEBサイト「名字由来net(WEB)」から「世界の名字ランキング(アジア編)」を発表した。
ベトナム1位の「阮」は世界でも4番目
日本で最も多い名字はおよそ205万5,000人の「佐藤」で、全人口に占める割合は1.61%。2位はおよそ179万9,000人の「鈴木」(1.41%)で、3位の「高橋」(1.17%)がおよそ149万5,000人だった。
今回のランキングで、人口に占める割合が最も高い名字はベトナムの「阮(グエン)」で38.00%だった。ベトナムの名字は800種近くとされており、上位3姓の合計が同国民の58.5%を占める。「阮(グエン)」は世界で4番目に多い名字でもあるという。
大韓民国(以下、韓国)では1位の「金(キム)」が21.59%を占めている。同国の名字は286種(2000年・韓国統計庁調べ)であり、ベトナムよりもさらに種類が少ないといわれている。また、韓国の歴代大統領は11人中6人がベスト3にランクインしている名字だった。
世界最多の人口である中華人民共和国(以下、中国)にはおよそ4,000種の名字があるとされており、1位は「王(オウ)」となった。「王」姓の人は約928万8,000人で、中国の人口の7.25%にあたる。台湾の1位は「陳(チン)」で、およそ258万5,600人(11.06%)。台湾の名字は1,989種(2005年台湾内政部調べ)となっている。なお、世界で最も多い名字と言われているのは、韓国と中国の両国で2位となった「李(イ・リ)」とのこと。
日本の名字は地名や職業に由来することが多いため種類が多く、ヨーロッパのドイツやオランダなどでも同様の傾向が見られる。また、同じ漢字であっても複数の読み方が存在することも理由の1つだという。一方、中国と韓国には先祖の家系を重んじる文化があり、新たな名字は起こりにくかったと考えられている。
各国のランキングついての詳細は、WEBページで確認できる。なお同社はこのほど、自分の名字を冠した村を成長させ、世界一の村を作っていく無料ゲームアプリ「世界村を作ろう」の展開も開始した。