世界一の美女を決める「2014ミス・インターナショナル世界大会」が11日、都内で行われ、プエルトリコ代表のバレリー・エルナンデス・マティアスさん(21歳)が"2014ミス・インターナショナル"の称号を手にした。

「2014ミス・インターナショナル」に選ばれたプエルトリコ代表のバレリー・エルナンデス・マティアスさん

ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティ・ページェントの1つとして1960年に誕生した同コンテスト。外見的な美しさを競うだけでなく、国際社会への貢献を目指す世界中のミスたちが、"平和と美の親善大使"として集い、互いに交流を深めることを目的としている。54回を数える今年度は、昨年に続いての東京開催。この日は74の国と地域から選ばれた各国・地域のミス73人が登場し、一次審査の民族衣装、二次審査の水着、三次審査のイブニングドレス審査を実施。10人に絞られたファイナリストによる最終審査のスピーチ審査の結果、5位にフィンランドのミラ・ロンパネンさん(21歳)、4位にイギリスのヴィクトリア・シャルロット・トービーさん(20歳)、3位にタイのプニカ・クルソントルンラットさん(22歳)、2位にコロンビアのスレイカ・スアレスさん(20歳)、そして2014ミス・インターナショナルにプエルトリコのバレリー・エルナンデス・マティアス(21歳)さんが選ばれた。

司会者から名前を呼ばれて思わず涙ぐんだマティアスさんは「母国のプエルトリコにとって私で2人目のミス・インターナショナルになりました。非常に喜ばしい限りですし、光栄に思っています。ステージ場に皆さんと一緒に立てて、とにかく嬉しいの一言です」と感無量。「ここまで来ることができたのは、信念を持ち続けたからだと思います。私はキリスト教の家に生まれ、神様を信じています。何かのご縁があって、こうやって日本に来ることができ、勝ち取ることができました。これからは前向きに、私を必要としている人のために働きたいと思います」と今後の活動に意欲を見せた。

同コンテストで来日して2週間となるマティアスさんは、学生の傍ら、ダンサーやミュージシャンとしても活躍中。日本での印象について「やはり着物がとても印象的でした。母国とは違った様相で楽しかったです」と和服に興味を示したようで、和食に関しても「プエルトリコでも食べているお寿司が好きです!」と好印象の様子だった。

また、グランプリとなる2014ミス・インターナショナル以外には、ミス・インターナショナルビューティーにインドのジャタレカ・マルホトラさん(20歳)、ミス・ナショナルコスチュームにインドネシアのエルフィン・ペルティウィ・ラッパさん(19歳)、ミス・パーフェクトボディーにフランスのオーリアンヌ・シナコラさん(20歳)、ミス・フレンドシップとミス・ベストドレッサーにコロンビアのスレイカ・スアレスさん(20歳)がダブル受賞。日本代表の本郷李來さんは入賞を逃した。