虎ノ門ヒルズでは、同施設の3層吹き抜けのアトリウム空間を建築家・谷尻誠氏らが幻想的な冬の雪空のイメージに演出するクリスマスプロモーション「TORANOMON HILLS WINTER 2014」を展開する。開催期間は11月28日~来年2月15日。
今回の試みは、東京の新たなランドマークとなった虎ノ門ヒルズが、オープン以来初めて迎えるクリスマスをアーティスティックな空間に演出するプロモーションだ。3層吹き抜けのアトリウム中央には、SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズデザインオフィス)を率いる建築家・谷尻誠と吉田愛が企画・デザインした、高さ10mの白い森のような神秘的な空間「ToranomonWhiteForest」が登場。その内側には同施設のキャラクター「トラのもん」と「鈴」が設置されるなど、記念撮影スポットとしても活用できるという。
「ルーツ」(Wonderland 2012年 カナダ・アルバータ州Encanaのための制作 Photo: Encana) |
「ルーツ」(House of Knowledge 2008年 フランス・ボルドー市での展示風景 (2013年)Photo: Thomas Sanson, Ville de Bordeaux) |
また、同施設2階のオープンスペース「オーバル広場」には、スペインを代表する世界的アーティスト、ジャウメ・プレンサによる高さ約10mの大型彫刻「ルーツ」も登場するという。同作品は、8つの言語の文字が膝をかかえて座る人間がかたどられ、多様な文化を越えた人間の平和的な共存を象徴しているという。夜間はライトアップによって昼間とは違った独特のシルエットが浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出すということだ。