NECは10月29日、中小規模システム向けに、設置するだけで無許可の持ち込み機器などを社内ネットワークから排除することが可能になる「InfoCage不正接続防止Lite」の販売を開始した。価格は32万3000円から(税別)。

同製品は、不正接続防止用ソフトウェアを手のひらサイズの小型ハードウェアに搭載したアプライアンス製品で、管理サーバへの管理ソフトのインストールを不要とし、管理対象のネットワークの任意の場所に接続するだけで、不正接続の防止や社内ネットワークに接続された機器の可視化を実現する。

不正接続対策を行うには、管理サーバの設置、管理サーバへの管理マネージャーのインストール、対象ネットワークへのセンサーの設置が必要だが、同製品は、センサーに管理マネージャーの機能を持たせることで、管理サーバを不要としている。

加えて、管理サーバのハードウェアやOSのライセンスにかかる費用、管理ソフトウェアのライセンス費用が削減でき、従来の管理サーバを設置する構成と比較して約50%の初期導入コストが削減可能だという。

このように、同製品は不正接続防止対策を講じる際に必要な管理サーバの設置や初期セットアップ、初期導入時のコストが抑えられるため、中堅・中小規模事業者にとって導入が容易となっている。

InfoCage不正接続防止 Lite

社内ネットワークへシステムへの設置例