ユナイテッドはこのたび、同社の提供するSSP(Supply Side Platform)「AdStir」が、AppierJapanの提供するDSP(Demand Side Platform)「Appier」とRTB(Real Time Bidding)接続したことを発表した。

同接続により、「AdStir」経由で広告を配信するメディアは、国内外16ものDSPから入札を受けることとなり、入札競争の活性化と収益の向上が期待できる。

また、「AdStir」経由で広告を出稿する広告主は、同SSPが保有する月間350億アドインプレッション(6月時点)を超えるメディアへのリーチが可能となり、よりユーザーに適した広告枠への配信と広告効果の向上が可能となるという。

同社は今後、国内外のDSPとのRTB接続を進め、RTBプラットフォームとしての拡大を目指す方針だ。

AdStir接続図

なお、AppierJapanの提供する「Appier」とは、人工知能(AI)とビッグデータのテクノロジーにより、ユーザー使用端末を自動的に感知し、各端末に最適なフォーマットで情報を発信する「クロスデバイスターゲティング」プラットフォーム。

開発元となるAppierは、ハーバード大学やスタンフォード大学の人工知能研究所に所属するシステムエンジニアのほか、デジタルマーケターやデータサイエンティストで構成され、本社となる台湾や東京、サンフランシスコ、シンガポール、シドニーに拠点を持つ。