米MobileIronと米FireEyeは10月16日(現地時間)、MobileIronとFireEye Mobile Threat Preventionソリューションの統合を発表した。

MobileIronとFireEye Mobile Threat Preventionソリューションの統合イメージ

この統合で、FireEyeが検知したモバイルアプリ脅威に対応し、MobileIronプラットフォームを介して事前にセキュリティー対策を講じることが可能となる。

MobileIronは、世界中の企業のモバイルファースト(Mobile First)を実現する基盤を提供する一方、FireEyeのMobile Threat Preventionは、異様なアクションを結び付けて隠れた不法な行動を暴き出し、モバイルアプリのリスクレベルを測定できる。

モバイルの脅威は急激に進化し、不法な方法で正規の許可とユーザー行動を悪用してデータを盗もうとしており、今回の統合で、アプリ・セキュリティーは、システム・パフォーマンスを低下させ脅威を受動的に検知するだけの「シグネチャー・エージェント方式」から脱却するという。

具体的には、データ損失のリスクを軽減するために事前に対策を講じポリシーを確立するうえでITが必要とする脅威対策の情報を提供する「ビヘイビア(行動)方式による解析」へと進化する。