KDDIなどインターネットサービス企業12社は10月16日、Syn. (シンドット)」構想の実現を目指す連合体「Syn.alliance (シンドットアライアンス)」を設立すると発表した。
スマートフォンは普及が進み、各社がさまざまな独自アプリやサービスを展開している。しかし、ユーザーごとに利用するアプリが限られているのが現状だった。
「Syn.」構想では、各社のサービスの枠を超えて連携させることで、スマートフォンの新たな利便性・価値を創出する。これまでPCを中心としたインタネット環境は、GoogleやYahoo!などのポータルサイトがユーザーの入り口となっていた。「Syn.」構想では、アクセスを1カ所に集中させるのではなく、サービスの画面上から別のサービスを利用するといった「中心のないポータル」を目指す。
参加企業は、アイスタイル、AppBroadCast、ウェザーニューズ、KDDI、ジョルテ、ナターシャ、nanapi、ナビタイムジャパン、はてな、VASILY、ビットセラー、ルクサ。各社サービスを合計した月間利用者数は4,100万を超えるという。
Syn.allianceの取り組みとして、メンバーの13のサービス(アプリ・Webサービス)に共通のサイドメニュー「Syn.menu」を設置。これにより、メニューを通じて各サービス間をシームレスに行き来できるほか、新広告メニュー「Syn.ad(シンドットアド)」を利用できる。また、各サービスの新着情報をユーザーに通知する「Syn.notification」機能を提供する。