投稿に記載したURLをよりクリックしてもらえる投稿のポイントをご紹介します。Facebookページの投稿から、自社のサイトやブログにユーザーを誘導しましょう。

こんにちは、SMMLab ゲストライターの柴です。
「Facebookページから、自社のサイトやブログにユーザーを誘導したい。」 その気持ちが強いがゆえに、思わせぶりな誘導文や目立つ画像を使った投稿を作成していませんか。

そのような行為は、投稿自体が表示されづらくなり逆の効果を生む危険性があります。
Facebookは8月末に、数か月かけて「強引にクリックを狙うような投稿の表示を減らしていく」と発表しているのです。

ルールが変わった今、私たちは投稿を作成する際に、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

今回は、Facebookページからサイトやブログに誘導する投稿を作成するときにおさえておきたい3つのポイントをご紹介します。

ポイント1.投稿タイプはリンク投稿を選ぶ

あなたはサイトやブログのURLを投稿に埋め込むときに、リンク投稿と画像投稿のどちらを使っていますか。

もしかしたら、アイキャッチのために画像投稿を選択している人も多いかもしれません。 しかし以下2つの理由から、URLのクリック数を増やすにはリンク投稿を選ぶべきです。

(1)クリックされやすい

Facebookの調査によると、ユーザーは画像投稿に埋め込まれているリンクより、リンク投稿のほうを好むということがわかったそうです。

リンク投稿は記事の内容がわかかりやすいうえ、クリッカブルなエリア(リンクになっている範囲)が大きいため、スマートフォンなど小さい画面上でも押しやすいことが理由でしょう。

(2)多くのユーザーに投稿が届きやすい

Facebookは8月末の発表で、(リンクが埋め込まれた画像投稿より)リンク投稿を優先するアップデートを行ったと言っています。

ニュースフィードに表示されやすくなるということは、ユーザーに投稿が届きやすくなることを意味しています。

ポイント2.画像、タイトル、説明文を変更する

いくらリンク投稿を使ったとしても、表示されているサムネイル画像やタイトル・説明文が魅力的でなければクリックされません。

必要に応じて、リンク投稿に表示する画像、タイトル、説明文を変更しましょう。

(1)サムネイル画像

サムネイルに表示される画像を、適切なものに差し替えましょう。画像左上に表示される三角のマークをクリックすれば、リンク先のページに挿入された画像のなかから選ぶことができます。

望むような画像が選べない場合は、「画像をアップロード」をクリックして任意の画像をアップロードすることも可能です。

(2)タイトル・説明文

タイトル・説明文を、より最適な内容に編集してみましょう。投稿に表示されているタイトル・説明文部分をクリックすると、編集用のスペースが現れます。文章を編集して入力画面を離れれば、変更終了です。

ポイント3.投稿文とリンク先ページの親和性を高める

Facebookはリンク先の記事がユーザーの望むよう内容だったかどうかにより、投稿をニュースフィードに表示するか否かを決めるとも言っています。

投稿内のURLをクリックして記事を見に外部サイトへ行ったユーザーが、どのくらいの時間でFacebookに戻ってくるかを計測して評価しているのです。

思わせぶりな誘導文を書いたり、投稿とリンク先の記事内容が全く違うといった、ユーザーを欺く行為はやめるべきです。投稿文とリンク先ページの内容は親和性を高めるようにしましょう。

例えば、記事概要を投稿に記載したり、以下の投稿のようにリンク先の記事の一部を投稿にそのまま記載するという方法もおすすめです。直帰を防ぐ効果が期待できそうですね。

リンク先への誘導文に加えて「それは何か?」といった投げかけがユーザーの興味をそそる。

ユーザーに求められているコンテンツを提供しよう

今回は「Facebookページの投稿を作成するときに」おさえておきたいポイントを3つご紹介してきました。

しかし、本当に重要なのはリンク先のコンテンツであることは、言うまでもありません。

実際、Facebookは投稿内のURLをクリックした人と、投稿自体に「いいね!」などの反応をした人の比率も、投稿の評価対象にしているそうです。クリックしてリンク先を見に行った人が、Facebookページの投稿に戻ってきたときに反応を示すかどうかが評価されているのでしょう。

リンク先のコンテンツに価値があるのであれば、Facebookページの投稿にも自然と多くの反応が集まるはずです。

この機会に、自社のコンテンツがユーザーの期待に応えているか考えてみるとよいでしょう。もしかしたらFacebookページの投稿よりも、自社のコンテンツを優先して見直すべきかもしれませんよ。

※参考記事:Facebook Newsroom『News Feed FYI: Click-baiting』

ライター紹介

柴 佳織(Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。