10月12日(協定世界時)、「Release of GNU SRC 2014.10.11」においてGNU Source Release Collection(GNU SRC、GSRC)の最新版となる「GNU SRC 2014.10.11」の公開が伝えられた。最新版をダウンロードして利用できるほか、リポジトリを最新版へアップデートすることで最新のリリースを利用することもできる。
GNU Source Release Collectionは*BSD系のオペレーティングシステムで採用されているPortsまたはPorts Collectionと呼ばれるパッケージ管理システムに似ている。Ports Collectionはソフトウェアのソースコードのダウンロード方法、ビルド方法(パッチを含む)、インストール方法などがまとめられたシステムで、特定のオプションを指定してソフトウェアをビルドする必要がある場合などに有用だ。
どちらかと言えば、Linux系のディストリビューションはバイナリパッケージベースのパッケージ管理システムを採用する傾向が見られる。FreeBSDも最新のバージョンで同様のバイナリベースパッケージシステムを採用している。しかし、バイナリベースのパッケージ管理システムだけでは、オプションを指定してビルドするソフトウェアの管理を別途行う必要があり管理が煩雑になる。GNU Source Release Collectionを活用することで、そうした手間を軽減することが可能になる。