日本ヒューレット・パッカードは10月9日、ワークステーション「HP Z Workstation」シリーズの最新版5機種を発表した。10月下旬に順次発売を開始する。

今回発表したのは、「HP Zデスクトップワークステーション」3機種と「HP ZBookモバイルワークステーション」の2機種。同社の直販サイトHP Directplusの価格は、HP Zデスクトップワークステーションが13万8500円~、HP ZBookモバイルワークステーションが21万6000円~。

新製品の価格および販売開始日(日本ヒューレット・パッカードのプレスリリースより)

HP Zデスクトップワークステーションは、「HP Z840 Workstation」「HP Z640 Workstation」、および「HP Z440 Workstation」の製品名で展開する。同シリーズは、大容量ファイル転送時などのスループット改善のためにThunderbolt 2 PCIeカード、SATAのスループットのボトルネックを解消したPCIe接続のSSDである「HP Z Turbo Drive」、システム監視と使用環境に適した最適なチューニングを行う「HP Performance Advisor」、グラフィックを多用するアプリケーションを遠隔操作する「HP Remote Graphics Software」を搭載。Windows 7/8.1に加え、Ubuntuを含むLinuxにも対応する。

3機種すべて、ツール不要でサービス可能なシャーシ、安全に持ち運ぶために本体に組み込まれたハンドル、ケーブル配線不要の設計を備える。ワークステーションにはモバイル機器用の急速充電機能付きのUSB3.0ポート、アプリケーションのパフォーマンスを改善する14%高速化されたDDR4メモリ、セキュリティを強化するBIOSの改善が組み込まれてる。

「HP Z840 Workstation」

HP ZBookモバイルワークステーションは、「HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation」と「HP ZBook 15 G2 Mobile Workstation」の2機種をラインアップ。ツールを使用することなく取り外し可能なハードドライブを備えるほか、「Z Turbo Drive」などの新しいドライブオプションやThunderbolt 2による高速伝送を実現している。

「HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation」