9月21日が「世界アルツハイマーデー」であることを受け、全国各地で認知症の啓発キャンペーンが行われるなか、全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤では9月を「認知症を知る月間」として定め、16日より社員を対象とした普及啓発活動「認知症サポーター養成講座」を開催している。

「認知症サポーター養成講座」の様子

同社は、厚生労働省とNPO法人「地域ケア政策ネットワーク」が推進するキャンペーン「認知症サポーター100万人キャラバン」に参画。認知症の方でも安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいるという。同講座もその取り組みのひとつで、2014年12月末までに、主に本社支店勤務職員、薬局管理薬剤師からなる1,000名の社員が受講する予定となっている。

ちなみに「認知症サポーター」とは認知症になっても安心して暮らせる環境を市民の手で整えていくことを目的としたもの。サポーター数は、平成26年6月30日時点で517万2,225人。活動の前提となるのは「認知症になった人や家族の気持ちを理解する」こととしている。認知症サポーターには、「認知症の人を支援します」という意思を示す目印として「オレンジリング」が渡される。