NECは9月25日、業務システム構築基盤ソフトウェアの最新版「SystemDirector Enterprise V8.3」を発表した。同日に販売を開始し、出荷開始は10月30日を予定している。価格は50万円(税別)~。

SystemDirector Enterpriseは、NECグループが培ってきたシステム構築ノウハウを体系化し、企業のシステム開発を総合的に支援するソフトウェア。要件定義から設計、実装、検証まで全工程をサポートする。

最新版では、アジャイル開発とウォーターフォール開発を組み合わせたハイブリッド開発のプロセスを採用。システム開発における要件定義や基本設計などの上流工程において、システム発注者や利用者が操作画面をその場で確認、合意が可能で、合意した設計情報から自動でプログラムコードや設計書を生成する。

ハイブリッド開発プロセスの例

NECの調査によると、同製品を使うことでプログラムコードを最大65%自動生成、設計書を最大60%自動生成できるという。これまで最終段階で複数回修正を行っていたテスト工程の作業を大幅に短縮し、システムの早期立ち上げを実現するとしている。