10月5日まで「ライヒト メルツェン」を販売

国内最大級のクラフトビールメーカーである御殿場高原ビールは10月5日までの期間限定で、ドイツのオクトーバーフェストにおいて代表的なビールとされるメルツェンをアレンジした「ライヒト メルツェン」を発売している。

祭りを連想させ、秋を感じさせるビール

「メルツェン」はドイツ語で3月を意味し、その名の通り3月に醸造されていたビール。

冷却技術が未発達であった中世の時代、ドイツでは衛生上の理由により夏期の醸造が禁止されていた。そこで、長期間保存が可能である強いビールを作り、夏の期間に飲んでいたのがこの「メルツェン」。また、秋の新しいビールの醸造シーズンの幕開けを祝う「オクトーバーフェスト」で感謝を込めて飲み干されたといわれており、祭りや秋を連想させるビールとなっている。

今回、同社が醸造した「ライヒト メルツェン」は、ドイツの伝統的な製法と南ドイツ産のモルトとホップを使用。メルツェンらしさを持たせながら、アルコール度数を抑えた飲みやすい「ライヒト(Leicht)=軽やか」なビールに仕上げた。モルトの香りと甘み、ホップのすっきりした苦味はクラシカルな味わいで、さらに隠し味としてアメリカ産のホップを加えることで、新しさあるオリジナルテイストにアレンジしたという。

醸造士の金丸敦氏は、「当ビールは名前こそ『メルツェン』を冠していますが、おいしいビールを模倣、復刻するだけにとどまらず、ネオ・クラシックを表現したいと挑戦したオリジナルビールです。なじみのあるアルコール度数に仕上がっていますので、たくさん飲んでGKBの醸造士からのメッセージを受け取っていただけるとうれしいですね」とコメントしている。

350ml缶で、価格は375円(税込)。販売は御殿場高原ビール内売店(静岡県御殿場市神山719)または、オンラインショップにて。また、御殿場高原ビール内の地ビールレストラン「グランテーブル」、バイキングレストラン「麦畑」、中華料理「レモングラス」でも飲むことができる。