市場調査会社のカンター・ジャパンは、日本を含む24カ国の市場トレンドと将来予測情報(名称:「グローバル・モニター」調査)を企業に提供している。このほど、16歳以上の消費者を対象に実施した調査によると、アルコール飲料を毎日飲むと回答した人の割合は21%で、24カ国中もっとも高い数値だったと発表した。
同調査は今年の2月から3月にかけて、16歳以上の男女を対象に主にインターネット調査(日本含む)で、国により対面調査にて実施した。対象者数は、24カ国でn=2万4,000(調整を実施)。日本は977名だった。調査を実施しているのは、同じカンター・グループに属するザ・フューチャーズ・カンパニー社となる。飲酒が認められる年齢は国により異なるが、同調査では対象者の条件である16歳以上で集計した数値を比較した。
日本人の5人に1人は、毎日アルコール飲料を飲んでいる
日本の消費者に対し、アルコール飲料とボトル入りの水/ミネラルウオーターの摂取頻度を聞いたところ、アルコール飲料を毎日飲むと回答した人の割合が21%、ボトル入りの水/ミネラルウオーターを毎日飲むと回答した人の割合が17%だった。
また、アルコール飲料を毎日飲むと回答した人の割合は24カ国中、日本の21%がもっとも高い数値となった。
週に一度以上アルコール飲料を飲む人の割合の24カ国平均は37%
次に、アルコール飲料を飲む頻度が週に一度以上(毎日飲むと回答した人を含む)の場合を集計したところ、24カ国の平均が37%で、日本とイギリスの56%がもっとも高い割合となった。
同調査から、日本では、他国に比べてアルコール飲料を習慣的に摂取する人の割合が高いことがわかったという。