キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は9月22日、全日本空輸(ANA)と共同で、交通系電子マネー「Suica」で決済できるANAの国内線機内販売システムを開発したと発表した。

キヤノン製のハンディターミナル「PRea AT-3700」を活用したSuica決済イメージ

同システムでは、客室乗務員が使用する決済端末に電子マネーや接触ICクレジットカード、磁気クレジットカードなどの決済に対応したキヤノン製のハンディターミナル「PRea AT-3700」を活用。決済システムの仕組みとして、店舗や移動販売などの対面販売業務でその場で決済ができるシステム基盤を構築している。

キヤノンMJとANAは、これまで機内販売システムの開発ノウハウを元にシステム基盤ソフトウエア「POS-TABLE」を商品化。2013年7月には、ANAが電子マネー「楽天Edy」の決済に対応した国内線の機内販売システムを導入してきた。

キヤノンMJでは今後も共同開発したシステム開発案件のノウハウを生かし、運送業や流通・小売業を中心に複数の決済手段とPOSに対応したハンディターミナルシステムを提供していくとしている。