トーマツとデロイト トーマツ コンサルティングは9月17日、日本を含む世界8ヵ国のメディア利用動向を比較分析した「デジタルメディア利用実態グローバル調査 2014」の結果を発表した。

デジタルメディア利用実態グローバル調査は、デバイス / 映像コンテンツ / ニュース・雑誌・書籍 / ゲーム / SNS / 広告の利用状況を分析する目的でデロイトが毎年実施しており、2014年の調査は2月~4月に実施された。日本 / アメリカ / ドイツ / オーストラリア / イタリア / ノルウェー / スペイン / 中国における14歳以上の消費者1万7699名が調査対象となっている。

発表によると、「ニュースを知るために使用するメディア」は、いずれの国でも「テレビ」の比率が最も高い。日本では、1位がテレビで2位がニュースポータルサイト、3位が新聞となっている。

ニュースを知るために使用するメディア(発表資料より)

SNSの投稿頻度を見てみると、日本は他国に比べて、SNSへの投稿を毎日行う人の割合が少ない。また、SNSを使用していない人の割合が他国より大きい。

SNSの投稿頻度(発表資料より)

ショッピングの購買決定に与える影響力の大きい要素は、いずれの国も「家族、友人、知人からの推薦」が1位になっている。また、アメリカ / ドイツ / オーストラリア / 中国では「オンライン上での仲間内の推薦(レビュー)」が上位にきているのに対し、日本は「オンライン上での仲間内の推薦(レビュー)」が10位で、「オンラインレビュー」が3位という結果になっている。

購買決定に与える影響力(発表資料より)