デルは9月9日、Intel Xeon Processor E5 2600 v3ファミリーを搭載する第13世代のDell PowerEdgeサーバ4機種を発表。ラックマウント型サーバである「Dell PowerEdge R730xd」、「Dell PowerEdge R730」、「Dell PowerEdge R630」、タワー型サーバ「Dell PowerEdge T630」は同日より提供される。
第13世代目サーバでは、パフォーマンスの向上、データセンターの効率化、多様なワークロードへの対応において、機能強化が図られている。
パフォーマンスの向上では、DDR4メモリをサポートし、バンド幅を15%拡張。消費電力をアクティブ時に最大3割削減。最大搭載量は768GBだが、今後128GBメモリをサポートすることで最大1.5TBまで拡張できる予定。
ストレージでは、Express Flash NVMe PCIe SSDに対応することで耐久性とパフォーマンスを両立し、400GB、800GB、1.6TBのSSDを搭載できる。
データセンターの効率化では、「iDtarc Direct」により、一般的なUSBメモリを使って、簡単にサーバのインストールが可能なほか、「Zero Touch 自動コンフィグレーション」により、1000台規模のサーバ全体の設定を自動で行う。また、オプションで、スマートフォンをベゼルにかざすと、サーバの情報取得と設定が行える「iDRC Quick Sync」をサポートする。
さらに、別途サーバを立てる必要があるが、サーバの障害情報をデルのサポートに自動送信する機能や自動ファームウェアアップデート機能も搭載される。
ワークロードへの対応では、今後、リファンレンスアーテクチャやALLIn-Oneビジネスソリューションを続々提供する予定だという。
価格は、「Dell PowerEdge R730xd」が441,000円~、「Dell PowerEdge R730」が415,000円~、Dell PowerEdge R630」が389,000円~、「Dell PowerEdge T630」が276,000円~(価格はいずれも税別)。