米Googleは4日、Android用の「Chrome」ブラウザの安定版をバージョン37にアップデートした。Androidプラットフォームの新しいデザインガイドライン「マテリアルデザイン」に沿ったユーザーインターフェイス(UI)になった。

マテリアルデザインは、Googleが6月にGoogle I/O 2014においてAndroidの次期メジャーアップデートになる「Android L」(コードネーム)と共に発表した。スマートフォン、タブレット、デスクトップ、そしてTVまで、あらゆるサイズのスクリーンに共通したUIと操作性をもたらす。マテリアルデザインを採用した新しいAndroid用Chromeは、従来よりもフラットで広いスペースを備えたシンプルなUIになってタッチ操作しやすい。コンテンツや重要なボタンもより目立つようになった。操作の方法やメニューは前バージョンを引き継いでおり、新UIになっても操作に戸惑うことはない。

このほか、バージョン37ではGoogleアカウントにサインインすると他のGoogleサービスにもサインインされるシングルサインインをサポート。バグ修正とパフォーマンスの改善が施されている。