博報堂DYメディアパートナーズは、「テレビCM × InStream動画広告のクロスメディア広告効果調査」の結果を発表した。この調査は、テレビCMとPC・スマートフォン・タブレットなどのオンライン動画広告をかけ合わせて、商品に関するコミュニケーション活動の効率を高めるシステムの構築を目指して実施されたもの。

同調査はビデオリサーチインタラクティブの進行で実施され、2013年4月以降に行われたテレビCM × YouTube InStream動画広告クロスメディアキャンペーン7業種16キャンペーンが対象となっている。

発表された資料から、食品業種 / 男性 / 20~34歳のデータを見ると、一定金額を超える広告出稿規模の場合、「テレビCM × InStream動画広告出稿」は、「テレビCMのみ出稿」よりも、若い年代を中心とした層におけるリーチ効率を向上させることがわかる。

広告出稿額とターゲットリーチ率の比較(発表資料より)

また、広告接触回数が同じ場合、「テレビCMのみ接触」に対し、「テレビCMとInStream動画広告への重複接触」の方が高い広告認知率を得られる傾向が確認されている。

フリークエンシーごとのターゲット広告認知率(発表資料より)

商品への興味関心の比較は、「広告非接触」と比較して、「TVCMのみ接触」は+9.8ポイント、「InStream動画広告のみ接触」は+4.6ポイント、「TVCMとInStream動画広告への重複接触」は+13.9ポイントとなっている。

広告商品への意識(発表資料より)