凸版印刷は、ふたりが触れ合った瞬間にカメラが自動的に撮影するデジタルサイネージシステム「LoveCamera(ラブカメラ)」を開発し、流通業界やイベント業界向けに販売を開始すると発表した。提供開始は9月中旬を予定。

人と人が触れあった瞬間に写真を自動撮影する、体験型デジタルサイネージシステム「LoveCamera」

「LoveCamera」は、デジタルサイネージの前に立った2人が「手をつなぐ」、「肩を組む」、「抱き合う」などして触れ合った瞬間をカメラが自動撮影するシステム。撮影した写真は、デジタルサイネージに接続されたプリンタを使ってその場でプリントアウトされ、イベント等に参加した記念として持ち帰ることができるという。

デジタルサイネージの筐体やグリップ、表示画面の背景などは、イベントの趣旨に合わせてデザインや演出をカスタマイズすることが可能。さらに、Webを使ったシステムと連携することで、会場の別の大型モニターに写真を表示して演出を加える等といった、イベントをさらに盛り上げる機能を追加できる。

価格は、イベントなどでの利用の場合、基本料金が1日120万円から。なお、コンテンツの企画・運用などのカスタマイズ費用、あるいは常設として機器を搬入して継続利用する場合の費用は別途相談とのことだ。