libvirt - The virtualization API

FreeBSD開発者であるRoman Bogorodskiy氏は8月26日(米国時間)、「Roma's Blog: ZFS support in libvirt」において、2014年9月上旬のリリースが予定されている次期libvirtとなる「libvirt 1.2.8」にはZFSボリュームを管理する機能が追加されると伝えた。追加される機能は初期段階のもので、ボリュームの閲覧、ボリュームの作成および削除、ボリュームのアップデートおよびダウンロードの機能が提供される。対応するオペレーティングシステムはFreeBSDとされているが、Linux対応も難しくはないだろうと説明がある。

libvirtは仮想環境の管理用インタフェース。KVM/QEMU、Xen、LXC、OpenVZ、VirtualBox、VMwareESX、VMwareWorkstation/Players、Hyper-V、PowerVM、Parallelsなどをサポートしており、実質的にlibvirtに対応することがこうした仮想環境の管理アプリケーションに対応することになっている。

libvirtはlibvirt 1.2.2の段階でFreeBSD bhyveに対応。次期バージョンとなる「libvirt 1.2.8」でZFSに対応することから、ZFSのボリュームをディスクとして利用できるようになる見通し。FreeBSDプロジェクトでは管理アプリケーションとの連携を進めており、libvirtへの対応もそうした取り組みのひとつ。