日本法規情報はこのほど、法律関連サイトの運用情報やユーザーへのアンケートを基に、「男性の結婚観・恋愛観」に関する意識調査を実施し結果を発表した。調査は20代~50代の男性193名を対象に、8月22日~8月25日に行われた。
交際経験のない男性は28.0%
調査ではまず、現在恋人がいないと回答した男性を対象に、これまでの恋愛経験について調査した結果、「2~3人と交際したことがある」と「4~10人未満と交際したことがある」が最も多く、それぞれ29.0%だった。そのほか、「1人とだけ」という人が9.0%、「10人以上」が5.0%という結果となり、女性との交際歴を持つ男性はおよそ7割となった。
一方で、「交際したいとは思うが交際したことがない(19.0%)」、「交際したこともないし、付き合いたいとも思わない(8.0%)」と、女性との交際経験のない男性が28.0%もいることがわかった。
恋愛よりも「趣味」や「男友達」
「女性との交際経験もなく、女性と交際したいとも思わない」と回答した男性を対象に、その理由について尋ねたところ、最も多かった回答は「趣味に時間を費やしたいから(43.0%)」だった。次いで「結婚に興味がないから(19.0%)」「同性の友人との時間が楽しいから(19%)」「女性との付き合いが怖いから(14.0%)」「女性に興味がないから(5.0%)」と続き、恋愛よりも、恋愛以外の楽しみや、同性との時間を楽しむ男性が多いという実態が浮き彫りとなった。
続いて、「女性と交際したいとは思うが、実際は交際したことがない」と回答した男性に、その理由を教えてもらったところ、「誘い方が分からない」が最も多く26.0%だった。続いて「収入が少ない(18.0%)」、「ルックスに自信が持てない(15.0%)」、「恋愛で傷つくのが怖い(11.0%)」、「自分のプライド(8.0%)」、「女性との付き合いが怖いから(6.0%)」、「学歴が低いことにコンプレックスがある(5.0%)」という結果となった。
ルックスや学歴に自信が持てないと回答した男性の中には、SNSでの疑似恋愛で満足しているという理由も目立ち、「SNS上で経歴詐称して、女性とやり取りしている。実際会わないでいられるから、楽」「実物の自分と違うセリフを言うことが出来て楽しい」といったコメントが並んだ。
これらの結果から、「"若者の恋愛離れ"とメディアでは取り上げられますが、このようなライフスタイルの多様化が恋愛に対する熱量を失わせる結果につながっているのかもしれない」と調査では分析している。