米Googleは8月26日、オープンソースプロジェクトや開発者に対し特許訴訟を提訴しない誓約「Open Patent Non-Assertion(OPN) Pledge」に、152件の特許を新たに追加したと発表した。
Open Patent Non-Assertion Pledgeは2013年3月にGoogleが発表した誓約で、Googleに対して提訴や攻撃がない限り、特定の特許についてオープンソースのユーザー、ディストリビューター、それに開発者を提訴しないというもの。
これにより、「競争促進的かつ防衛的な特許の利用を促進してオープンソース分野のイノベーションを加速するのを支援する」とGoogleは目的を説明している。
最初に対象としたMapReduce関連の特許に加え、2013年8月に79件の特許を加えるなどリストを拡大してきた。今回は152件の特許を追加し、これにより対象とする特許は250件近くに増えた。
今回加わった特許の中には、暗号化、XMLパーシング、プリフェッチ(事前読み込み)などWeb上の体験を安全・快適にする技術が中心だという。MapReduce関連も拡充し、Googleが開発したデータ処理技術など、5件の特許が加わっている。