お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、9月1日から全国放送をスタートする日本郵便のゆうパックの新イメージキャラクターに起用され、新CMで"バカまじめ"な郵便局員を演じていることが26日、明らかになった。

新CMで"バカまじめ"な郵便局員を演じる松本人志

今回の新CM「バカまじめな男・登場」編は、「バカがつくほど、まじめです。バカまじめ。ゆうパック。」というキャッチフレーズのもと、松本演じる異常なまでに真面目な郵便局員が、荷物を相手先に確実に届ける姿を描いている。「冗談が通じない」という本人とは真逆の役柄だが、「一番面白い笑いとは何かをストイックに追求し続ける生き方が、『バカまじめ。』な男という役どころにふさわしい」という理由から起用された。

「こういう時いつも思うというか、今でも思ってるんですけど、ドッキリなんじゃないかなーって。どうしてもカメラを探してしまうところがありますね。30 年以上芸能生活をやってて、できるだけそういうところは出さないようにしてきてたんですが、とうとう僕のまじめさが、世間にバレちゃったのかなっていう気がしますよね(笑)」と自身の"職業病"を語る松本。

配達シーンでは40段もある急な階段を駆け上がり、橋の上で50メートル以上走るシーンでも足取りは軽快。日々のトレーニングでマッチョになっていることも話題となっているが、今回の撮影でも「制服の上からも鍛え抜かれた分厚い胸板や太い二の腕が目立つほど」とスタッフを驚かせ、「スタミナにはかなり自信がある様子」だったという。確かに撮影中の写真を見ても、二の腕まわりなど制服はパツパツ。荷物を抱える腕の筋肉も隆起しているのが分かる。松本は「意外と走らすなーと(笑)」と振り返りつつ、「それもこの真面目さで乗り越えましたけど、もっと走れたなー(笑)」と後悔も滲ませている。

また、引越し先に荷物を届けるシーンでは、「爽やかな感じでいいんですよね」と自分なりの演技を披露したものの、「なんか違うなぁ」としきりに首をかしげて、しっくりこない様子。監督とプレイバックを見ながら何度も話し合い、荷物を渡すタイミングやフレームアウトする位置を微妙に変えてOKカットを探った。そんな中、ロケ地エリアを配達中の本物の郵便局員とばったり。松本は「ご苦労さまです」と現場を和ませながら、局員の一挙手一投足に視線を送っていた。

自身の「バカまじめ。」な一面については、「夜寝る前なんか一日の反省をして、ふとんの中でしばらく寝れなかったりとか、そういうことはありますよね。あそこはもう少しボケれたんじゃないか、もう少し突っ込みやすいボケはなかったんだろうかと日々考えてますからね。今日のことも持ち帰ろうかなと思っています(笑)」。同CMには、木村多江も出演し、9月中旬から放送予定の第2弾CM「バカまじめな男・2人きり」編で共演する。松本の役柄のギャップも見どころだが、普段と変わらぬ"筋肉美"も話題になりそうだ。