MMD研究所は8月19日、子供を持つ女性を対象に実施した、子供を持つ母親の携帯電話・スマートフォンに関する意識調査の結果を発表した。同調によると、小学生から高校生までの携帯電話端末の所持率は昨年比で約1割増の51.3%だったという。

同調査は、子供を持つ20歳から49歳までの母親を対象に実施したもので、有効回答数は11,000人。実施期間は2014年7月31日から8月2日まで。結果は以下の通り。

小学生から高校生までの子供を持つ母親(4,800人)を対象に子供に携帯電話端末を持たせているかを聞いたところ、51.3%が「持たせている」と回答した。この結果は、2013年に実施した同様の調査と比べると、約1割増えているという。

携帯電話の所有率(小学生~高校生)

続いて、子供に携帯電話端末を持たせている母親(2,463人)に、子供が所有している携帯電話端末の種類について聞いた。結果は小学1年生から3年生までの約半数が子供向け携帯電話を所有。中学生になると半数がスマートフォン、高校生では8割がスマートフォンを所有していることがわかった。

携帯電話の所有率と所有する端末の種類(学年別)

さらに、子供にスマートフォンを持たせている母親(1,268人)に、子供との連絡を取るときに最も利用する方法を聞いた。その結果、小学生の子を持つ親の半数以上が「通話」、5割弱の中学生と高校が「無料通話アプリ・チャットアプリ」を利用していることがわかった。

このほか、子供を持つ母親(11,000人)に「小学生の子供が携帯電話を持つこと」について、どのように思うかを聞いた。結果は約半数がスマホの所有を肯定。学年別で見ても半数の親が賛成していることがわかった。

子供(小学生~高校生)と連絡を取るときに利用する方法

小学生の子供が携帯電話を持つことについてどう思うか