PTCの日本法人であるPTCジャパンは8月5日、PTCが非上場企業で、機械やセンサを安全にクラウド接続するソリューションの開発を手掛けるAxedaを現金1億7,000万ドルで買収することで最終合意に達したと発表した。

同買収によりPTCは、Axedaのテクノロジーイノベーション、幅広い顧客ベース、強力なパートナーシップがPTC ThingWorx事業を直接補完し、PTCによるIoT(Internet of Things)技術全体に対応する業界最高クラスのソリューションの提供を加速させるとしている。また、2014年度第4四半期には、買収に関する手続きが完了する予定で、同社では同買収による2015年度の売上高増加分を2,500万~3,000万ドルと見込んでいる。

なお、PTC社長兼最高経営責任者(CEO)のジェームス・E・へプルマン氏は、「我々が存在する世界は変化しており、より多くの機械、センサ、製品がインターネットを介してメーカーやユーザー企業に接続され、また、相互接続される中で、その変化のスピードは加速度的に速くなっている。近年、センサが組み込まれる製品が増加しており、優れた情報源となってきている。これまで製造企業はそのような情報を安全に収集し、活用することに制約があったたが、Axedaの機械を接続する革新的なアプローチは、まさに企業がスマート・コネクティッド・プロダクツからの膨大なデータを活用するために必要としているものだ」とコメントしている。

PTCのロゴ(左)と、Axedaのロゴ(右)