教えて!gooの質問の中に、「飛行機内でのスマホの使用」についての疑問が寄せられていました。国土交通省が航空機内における電子機器の扱いについて法令で定めており、これによると、スマホに限らず、ゲーム機やカメラ、パソコンなどの使用は制限されています。

離着陸中の使用は制限される

基本的に飛行機の離着陸時はすべての電子機器の使用が禁止となっています。また、常時モバイルデータ通信やBluetooth、Wi-Fiなどの通信機能がONになっている電子機器は、ドアが空いている時を除き、全てのタイミングで使えません。

離陸前・着陸後のドアが空いている時と、離陸後、ベルト着用サインが消え、キャビンアテンダントによる電子機器使用禁止解除のアナウンスから着陸前の電子機器使用禁止のアナウンスが行われるまでであれば、電波を発信しない機器とスマホの機内モードやフライトモード状態であれば使えます。

このように細かく制限されていましたが、最近になって電子機器利用の安全性が改めて確認されたため、国土交通省では電波を発しない「機内モード」であれば、離着陸時においてもスマホの利用制限解除を行う予定です。電波を発する機器については、従来通り使用できません。

機内インターネットサービス、導入続々

日本航空(JAL)は、一部国内線において7月23日より機内Wi-Fiサービスをスタートさせました。

「フライトプラン」と「時間制プラン」の2つの料金プランが用意されています。

デバイス フライトプラン 時間制プラン
スマホ 500円:650マイルまで/フライト 400円:30分(路線・機器問わず)
700円:651マイル以上/フライト
ノートPC・タブレット 500円:450マイルまで/フライト
700円:451~600マイルまで/フライト
1,200円:651マイル以上/フライト

支払い方法はクレジットカードのみとなっています。

現在、JAL SKY Wi-Fi サービスが提供されている路線は、当初、羽田-伊丹線(280マイル)、羽田-福岡線(567マイル)、羽田-函館線(424マイル)のうち、新仕様機材「JAL SKY NEXT」を一部の運航便に導入。また8月からは羽田-新千歳線(510マイル)の一部にも導入を予定しています。

さらに今後は2016年度にかけて、国内線ボーイング777、776、737型機の計77機での導入予定。空の上でもインターネットを楽しむ機会が増えそうです。

JAL以外ではスカイマークが2014年8月7日より「羽田-福岡線」、「羽田-札幌(新千歳)線」の一部運航便で導入予定。年内にA330型機にサービスを拡大するとのこと。なお、ANAの国内線ではWi-Fi利用についての発表は行われていませんが、一部の国際でサービスが開始しているので、今後、国内線での利用についても期待が持てそうですね。

記事提供:gooスマホ部

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