LINEと静岡大学は8月1日、「小中学生向け情報モラル教材」の配布を開始した。

同教材は、インターネットやスマートフォンの急速な普及に伴って若年層のトラブルが増加していることを受けて、両者が今年4月から共同で研究・開発を進めてきたもので、おもに小学生高学年を対象とした内容になっている。

今年5月からは佐賀県や岡山県などの小中学校でテスト授業を行っており、教職員の意見をもとに教材を改善してきた。このほど同教材をパッケージ化し、希望校に無料で配布する。

提供する教材内容は、「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」「あなたがクラスの友達に言われて『嫌だな』と感じるのはどれ?」といった議題に対して、5枚のカードを使いながらディスカッションするなど、子どもが自らインターネットとの上手な付き合い方を考えられるような内容になっている。

また、パッケージには指導者向けのガイドブックも付属しており、要望があれば、LINE社員によるデモンストレーション授業も行うという。

●教材パッケージ内容

  • 1…「『楽しいコミュニケーション』を考えよう!」スライド教材
  • 2…カード
  • 3…ワークシート
  • 4…指導者用ガイドブック

スライド教材とカード

教材の申し込みはWebサイトから行える。