Microsoft IISがApache抜いてシェアトップ、7月Netcraft Webサーバ調査

インターネットサービス企業Netcraftは7月31日(英国時間)、「July 2014 Web Server Survey｜Netcraft」において2014年7月におけるWebサーバ調査結果を伝えた。調査対象となったサイトは9億9,106万サイトほど。7月はMicrosoft IISが2,200万サイト増やして増加。Apacheは1.78ポイントシェアを減らし、結果としてMicrosoft IISがもっともシェアの高いWebサーバになった。Microsoft IISのシェアがApacheを上回るのは1996年以来で8年ぶり。

サイト全体ではなくアクティブなサイトに絞った場合、トップシェアはApacheが持っている。Microsoft IISはホスト名ベースではトップシェアを獲得したが、アクティブサイトが占める割合は低く、高いアクセス負荷が発生するようなシステムでは使われていないことがわかる。

アクティブサイトではNginxが強く成長している。アクティブサイトにおけるトップシェアはApacheが持っているものの、2011年ごろからApacheのシェアは低下傾向が続いている。現在の傾向が続いた場合、数年後にはアクティブサイトにおけるシェアもNginxとApacheで逆転する可能性が高い。