東京都健康安全研究センターはこのほど、ヘルパンギーナの流行状況について発表した。それによると、都内の小児科定点医療機関から14日~20日に報告された患者報告数が定点あたり9.9人と前週から増加し、過去10年で最も多くなったという。

ヘルパンギーナは乳幼児を中心として夏に流行する急性ウイルス性咽頭炎。夏風邪の一種で、エンテロウイルスによる感染症となっており、7月頃にピークとなる。症状は、突然の発熱や口腔内の水疱など。7日~13日週に続き都の流行警報基準を超えており、同センターでは注意を呼びかけている。