アドビはこのほど、同社の主要パートナーであるGoogleと、東アジア地域の契約フォントメーカーであるイワタ / Changzhou SinoType / Sandoll Communicationと協力して開発したオープンソースフォント「Source Han Sans」のリリースを発表した。
Source Han Sansは、日中韓3ヵ国語に加え、ラテン、ギリシャ、キリルの各文字をサポートしており、印刷、Webファイル作成どちらの用途でも利用することができる。
また、さまざまな用途を想定して、Source Han Sansのフルフォントと地域別サブセットにはそれぞれ7種類の太さがあり、計42種類の書体が用意されている。タイプフェイスデザインの著作権はアドビが所有するが、フォントはApache License, version 2.0のもとにリリースされ、だれでも自由に利用することができる。
Source Han Sansは同社のフォントライブラリ「Adobe Typekit」を使用することで、デスクトップ上ですぐに利用できる。また、「Adobe Creative Cloud」のTypekitサービスにも対応しているほか、SourceForgeやGitHubから無料でダウンロードすることもできる。
Googleはこのフォントを、同社のpan-UnicodeフォントファミリーであるNotoのひとつとして、「Noto Sans CJK」というフォント名でリリースしている。