スキルアップジャパンとNTTドコモ(以下、ドコモ)は、同一病院の医師間や異なる病院間での医用画像の共有及び参照しながら連絡をとることを可能にするモバイルクラウドソリューション「JOIN(ジョイン)」を医療機関等向けに8月4日から提供すると発表した。

モバイルクラウドソリューション「JOIN」システムイメージ

本ソリューションは、診断や治療等を必要とする人たちが、どこの医療機関をいつ訪れても、速やかに適切な処置が取れる社会を実現することを目指し、企画・開発された。

導入した医療機関の医師等の関係者は、院外に設置するJOINクラウドサーバーにスマートフォンやタブレットからアクセスすることで、サーバに保存されている患者の医用画像をいつでもどこでも高セキュアな環境で確認でき、病院同士のデータ共有の設定をすると、他の病院が保有するデータを閲覧することが可能になる。

また、データ共有機能だけではなく、医療関係者同士連絡を取り合う機能も備えているため、例えば、担当医師や専門医師が不在の場合でも、画像を参照しながら連絡を取り、アドバイスを受けることができる。

医療向けソフトウェアの開発実績が豊富なスキルアップがシステム開発を担当し、ドコモは全国の法人営業拠点を活かし、各医療機関や自治体への提案・販売を行う。なお、既に東京慈恵会医科大学附属4病院をはじめ、全国15の病院で導入を予定している。

また、ドコモは法人事業部内に医療分野に特化した「メディカルICT推進室」を新設し、本ソリューションの提供を実施していく。

製品の価格(予定)は、1施設月額80,000円から、ユーザーあたり月額900円を予定している。