LLVM is a robust system, particularly well suited for developing new mid-level language-independent analyses and optimizations.

LLVMをベースとしたD言語の新しいコンパイラが「Release LDC 0.13.0 · ldc-developers/ldc · GitHub」として公開された。LDCを開発しているLDCプロジェクトはLLVMが提供しているモダンな最適化機能などを活用したDプログラミング言語のコンパイラを提供することを目指している。コンパイラは公式なDMDフロントエンドを使用しており、D2の最新版をサポートするとしている。

LDCの開発はオープンソースソフトウェアとして取り組まれており、ライセンスにはBSDライセンスが採用されている。今回公開されたリリースバージョン「LDC 0.13.0」はまだ開発初期の段階にある。DrunTimeとPhobosのバージョンは2.064.2、共有ライブラリとしてのビルドはまだサポートされておらず、次のバージョンとなる2.065では共有ライブラリとしてのビルドもサポートされる予定。

また「LDC 0.13.0」では共有ライブラリもサポートするようになった新しいDSOインフラストラクチャが導入されたこともあり、--noruntimeスイッチは無効になっている。今後はすべてのモジュールは初期時にランタイムをコールするようになる。また、暗黙的なガベージコレクタコールを警告するための-nogcスイッチが追加されている。